古代遺跡でのオペラ

        夏の古代遺跡でのオペラと言えば、ヴェローナのアリーナでの公演とローマのカラカラ浴場での
    公演が有名ですが、ヴェローナは有名になりすぎて切符と宿が取りにくい。

    カラカラ浴場での公演は、遺跡保存の観点から現在は中止されています。

        で、どうしても古代遺跡でのオペラを見たい人は、ローマ郊外のオスティア・アンティカ(テベレ川河口
    −ダビンチ空港の対岸)で割合簡単にみることが出来ます。(1999年は当日でも券が買えました。)

         
明るいうちは遺跡を見学したり、
中世の古城をみたり
(ただし、入場は午後四時まで)、遺跡の
中での昼寝も乙なもの。
(ただし松の木の下は危険-これはイタリア第一の
国家機密事項です。)

近くにはシーザーという宿、兼食堂があります。
交通手段は鉄道、バスの他に、テヴェレ川を
下る船(ツァー)もあります。
 
 

     終演までいてもバスの深夜便が一時間おきに来ます。
     (ピラミデ止まり−そこで市内深夜便に乗り換え。タクシー乗り場もピラミデにある。)

        イタリア名物、白タク

         バス停で待ってると、「今夜はストでバスは来ないよ。」少し車体をへこませた車からおじさんが。
        名物白タクである。うーーん、こんな状況ではイタリア人でもだまされそう。二幕目で帰ったから
           かえって危なかったかも。待ち人が少なかったから。
    

        「深夜便には車掌が乗っている」と案内書には書いてあるが去年は乗っていなかったので、
          切符はついたとき駅で買っておく方が無難です。

         なお、バスは合図しないと停まってくれないので上着などをぬいで振り回すと
    わかりやすいと思います。(夜になると結構夏でも涼しい。)


 

       音楽的な評価はともかく(劇場とは違うので演目によっては
    学芸会をみているような感じになる。)
      満天の星の下、フィミチーノ空港を離着陸する飛行機の明か
       りを眺めながら、風に吹かれて、パニーニなどを食べ、ワイ
   ンを飲みつつのオペラ鑑賞も乙なものです。
 

     ただ、座席が古来のままの石なのでクッションになるものを持っていっても結構お尻が痛くなる。
        (幕間ごとに皆が立ち上がるのはそのせい。)開幕までには通路まで一杯になるのでトイレとか
    売店(この日だけ開店)に立つのも大変になります。
      1999年の出し物は「椿姫」で、お代は2,000円弱でした。テノールの美声が印象的でした。

      オペラ情報は、売店で売っているromaceという週刊誌(ローマ情報誌)に
     載っています。

 

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