エフェソスからパムッカレへ
エフェソス(トルコ名エフェス)からパムッカレへはかなり時間がかかった。(と言っても一番きつい行程ではなかったのだから驚くのだが。海から遠い道なのは残念だったけれど、トルコの農業の様子がかなりよくわかる旅だった。)
とうもろこしと果樹の平原の中に突如出現したスキー場?それともトルコ名物岩塩の山?いえ、いえ、これが名だたるパムッカレを下から眺めた光景です。
遺跡地区にも近代的温泉が作られていたが入る暇がなく、ホテルの温泉に入った。温泉の底は細かな泥で覆われていた。上の棚に行くほど湯温が高くなる。最上段の棚では湯が熱すぎて足湯しかできない。しかし露天風呂(温泉)なのでのぼせることもなく、星を眺めながらの入浴はいい気分で信じられないくらい長湯してしまった。下の棚から一段上の棚に登ろうとして、足を滑らせて顔面から湯の中に突入してしまった。やけになって泥をすくっては顔に塗ってみた。 次ページへ
パムッカレはトルコの大半がローマ帝国領土であった当時からひらけていたらしい。壮大な遺跡もあり、当時からこの地の温泉も有名であったらしい。大きな考古学博物館もある。大きな温泉もあたがいずれにも入る暇がなかった。
左の写真はローマ帝国時代の遺跡です。建物の基礎だけならそこら中に残っています。
地球温暖化のせいで温泉の湯が減ってきたので、すべての石灰棚に流すことが出来ない。行った日には左の写真の棚は干上がっていました。笑い事ではなく人がバルブの調節をしているそうです。水が減ると石灰棚も黒く、汚くなるから見るなら今のうちだそうです。
こちらの棚には
温泉水が流れ
ていました。結構
流れが急でしかも
温かでした。
ホテルに作られた露天温泉