カッパドキア 

カッパドキアは富士山より高い二つの火山から噴出した火山灰が厚く降り積もり、それを雨や雪が気の遠くなるほどの長年月をかけて彫り上げた景勝である。と同時に、比較的柔らかい凝灰岩を人間達が巧みに掘りぬき、作り上げた見事な作品群でもある。

    
 
凝灰岩をくりぬいたホテルの前で          部屋の前で                    室内

カッパドキアの朝

     
           @                   A                B
写真の説明
@この地域には建てた物はない。皆、彫り抜いた物である。
A空高く上がった熱気球。上空からの眺めは格別だろう。今回は時間がないので乗れなかった。
B洞窟様式民家にお邪魔して暮らしの一端を垣間見る。絨毯は欠かせないもののようだ。
  
 
      
 
       @              A              B               C
写真の説明
@一見秋吉台みたいだが規模が違う。ほぼ一県全体がこのような凝灰岩台地である。
A自然が掘り残した岩山をくりぬいて作られた住居。青空に飛行機雲がきれいな直線を描いていた。
Bキリスト教会も多々ある。くりぬいた岩にフレスコ画が描かれているところも多い。
Cならくだ岩。ほかに三本のきのこに似たスリー・シスターズなど奇岩は枚挙に暇がない。



       D             E            F          G
Dソフトクリームのように柔らかそうな岩もある。
E自然の気まぐれでできたシメジのような岩。
Fギョレメ公園の岩はとてつもなく高い。
G今年は雨が結構降ったとかで6年ぶりに咲いたという花。大群落を作っていた。(ガイド氏も名前は知らないという。こんなことなら二度目のトイレ休憩のガソリンスタンドで売っていた「トルコの花」という本を買っておけば良かった。)



           @                   A               B           C
写真の説明
@昼食のために立ち寄ったレストランも岩山を掘りぬいて作られたものだった。
A中は広々として、中央の広間で楽器の演奏をしていた。
Bトルコの料理は大体おいしい。これは豆の料理。食器も美しい。
C美しい刺繍をしたトルコの衣装をまとったウェイター。ズボンがトルコに独特の形。



    
       @                     A                         B
写真の説明
@キリスト教徒たちが住んだ地下都市。地上を掘るだけではなく、地下にも都市を作った。迫害からのがれるために。たいしたものだとは思うけど美しいものではない。
Aハッサン山:この山ともう一つの火山が爆発して灰を降り積もらせた。日本には仏教関係の言葉を名にした山が多い。イタリアにはキリスト教の聖人の名前をつけた山が多い。ハッサンという名もそうだろうか?この山は富士山より高い。
Bこの日も強行軍だった。この日の宿泊地アンカラへ着く前に日が落ちてしまった。草原に落ちる赤い夕日も乙なものだった。

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絨毯工場にて:トルコの絨毯はダブル・ノットで丈夫、しかも手入れが簡単だという。ここは工場と言うより預かった絨毯やタピストリーを売る施設だ。
商品の値段は出来栄え次第。緻密でデザインや色がいいものは高い。制作に費やした時間で大体の値段が決まる。女性が織って、委託したものをここの販売員が売る。その迫力にはたじたじ。