美術関係の本 ガイドなしで名画を楽しむ。

「名画でみる聖書の世界、新約編」 西岡文彦

西洋の美術発展に大きな役割を果たしたキリスト教、 西洋絵画とキリスト教の密接な関係を平易に解説している。

「旧約聖書を知っていますか」

 阿刀田高 著、新潮文庫
面白い。西洋絵画のテーマには旧約聖書から題材をとった絵が多いのでそれを知らないと、理解できない場合が多いと思う。 この本は、知識を得る楽しみだけでなく、楽しく読ませてあげよう (度々吹き出しながら読んでしまった)というサービス精神にあふれている。 読み出したらやめられない本の一つだと思います。
「ルネッサンス画人列伝」
 ヴァザーリ著
これを読むと現存しない絵が沢山あることにも気づく。 名画制作時の挿話も沢山。芸術家の残したエピソードを網羅している。
「フレスコ画の制作」 日本には余りなじみのないフレスコ画の描き方を解説しています。
「イタリア」 ティム・ジェプソン著 日経ナショナル ジオグラフィック社発行、
美術に関心が深い人向き。写真がきれい。これを読んだおかげで バチカン、システィナの影にかすんでしまっている観のある四大聖堂巡りができた。Santa Maria Maggiore の凄さ。ゴージャスという言葉はこの聖堂のためにあるのではないか?
ただ、本書中のラオコンーンの説明は明らかに間違っております。

お節介ついでに申し上げると、現地の美術館の売店でカタログを買うのはいかがなものか。
荷物になるので、日本で発行されている「週刊世界の美術館」などを買い揃えるのも一つの手では
ないでしょうか。現地で売られているものが日本で売られているものより美しいわけでもない。
(値段によるかも知れないが)。

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