10/26 パレルモからローマへ

さよならシチリア
私はシチリアが好きだけど、旅程を組んでいるうちに旅の後半は本土に移動したくなるから不思議だ。今回は連泊を加えながらも比較的無駄なく旅したつもりだが、ついでに西部まで見尽くそうという気にはならなかった。(初回のシチリア行では後半ローマへ抜けたし、二回目も見尽くす前にナポリへ抜けた。)トラパニとかエリチェなどはテレビ番組でよく見るので、確認するためだけに行く気にはならなかったのか、どうしても見たいという程ではない。

タオルミナの最後の日あたりから雷がなりだし、シチリアも冬に近づいたなと思っていたが(地中海性気候では冬は雨期である。)パレルモを去る日についに雨が降り出した。(やらずの雨か?)

シチリアがすきでももう一度行くかどうかは難しいところ。何しろ、遠い。日本から12,3時間かけてローマへついて、それからシチリアへ飛ぶと、安全を見込んでローマの空港で3時間は待たなければならないのでシチリアに着くのは真夜中になる。くたびれる。それならいっそ、ローマから船でシチリアに行くってのはどうかな?タオルミナで同宿だったガブリエラはスイスに帰国するのに途中まで船で行くっていっていた。それも魅力的だなぁ。こんど調べてみよう。

この日も移動日になってしまった。宿から空港へ入り、2時間近く待って飛行機にのり、空港からレオナルド・エクスプレスでローマへ。今回の宿はテルミニ駅の近くだけど余り風紀のよいところではないだろう。と心配していたらあたらずと言えども遠からず。以前見た映画の舞台である不法移民の多い地区の近くだった。一定数の中国人たちが住み着くと古くからいたイタリア人達が抜けていき、さながら中華街の様相となっている地域だ。ただし飲食店は少なく、衣類と雑貨の店が多い。

明るいのでホテルまではスーツケースを引いていった。やれやれ。ホテルの前はFiatの展示場みたいだった。とても大きな建物だけど人の出入りが少ない。このホテルの近くにはラテラノ教会や大きな市場があった。駅に近く清潔だからまぁ良しとしよう。この日はラテラノ教会とサンタ・マリア・マッジョーレ教会に立ち寄り駅近くの観光客相手のお店で夕食を食べたが所詮一見さん用のお店であるから特筆することはなし。

 

ホテルから駅への道沿いにある大きな市場

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雨のパレルモ日曜日、静かだ
離着陸時の撮影用に使い捨て
カメラを持っていった。
ラテラノ教会には信者団体のバス
(観光客?)が一杯来ていた。