2008/10/20

1)エトナ・トレッキング〜                                    

 

               

       




2)シラクサでのハプニング〜dettagliにご用心


カターニャで予定の電車にのり、終点シラクサへおりたのはいいけれど、モディカへ行く電車のホームがわからない。電車からおりてきた車掌さんに聞くと、「今日は鉄道工事があるからpozzaroまで代行バスで行き、pozzaroからはまたバスで鉄道駅に戻らないといけない。そのバスに乗っても結局は次の次の列車にのらないといけないからここで待ってても同じだよ。」という。何てことだ。「信じられない。」と彼に言ったら「わしがその列車に乗るのだから確かだ。」という。駅の時刻表を確かめるとなにやらそれらしいことが書いてある。しまったなぁ。ネットの時刻表には載っていただろうにdettagliの頁をクリックしておけば良かったと後悔しても後の祭り。オルテージャまで往復するのもせわしないし、近くのスーパーで果物を買って、現金をおろしてひたすらに列車をまつ。その列車には確かに先ほどの車掌さんがのっていたのでありました。


3)モディカの親切な紳士〜

モディカの駅に着いた時には既に日が暮れていた。駅を出たところで、イタリア人だかアメリカ人だか良くわからない人に声をかけられた。曰く「I need your help」。助けてくれといってるな、でも何を?と思ったら助けてあげるという意味だったらしく、ホテルまでつれていってあげるから乗れ、という。「怪しいものではない。これこの通りワイフもいる。」と助手席を指差す。

亭主は、イタリア人が使い慣れぬ英語を使ったので「Ican help you.」というべきところを間違えたのだろうとすぐ気づいたという。彼は我々が示した住所を目処にしてホテルの近くまで送ってくれた。日没後の寂しい駅でタクシー乗り場もない。地獄に仏だったが、タオルミナの経験で、地獄には仏も天使もいないと知った私はVeramente voi siete gli angelli! Grazie millioni.と言って別れた。モディカではレストランで嫌な思いをし、ホテルでは、隠れた段差で転倒したので悲喜こもごもといったところ。この紳士を探す手がかりはあるのだがまだ探していません。


4)傷害保険をもらう。

    

ホテルの共通ヴェランダからの眺め       奥の窓を開けようとして転倒した

旅行けば〜駿河の国に茶の香り〜(なんて、私も言う事が古い)。モディカでは若い女性企業家が始めて間もないホテルに泊まった。内装が綺麗で、共用のテラスからはすばらしいバロックの町がみえる。と、ここまでは良かった。ところがまたしても私の好奇心が災難を招いてしまった。

控えの間付きの部屋にとまったのだが、その控えの間には大きな掃きだし窓がついていて、そこには半透明のカーテンがかかっていた。良く見えないと余計見たくなるのが人情じゃないかしらん?カーテンを開けようと身を乗り出した途端、私は、左の壁に頭を激しくぶつけ、左肘、そして左の臀部をしたたかに打ってしまった。(こんな時には美しい大理石の壁が凶器に変身する。うらめしい。)カーテンの下に隠されていた段差を踏み外し転倒してしまったのだ。(変ですねぇ。日本と違い家の外でも中でも一日中靴の生活には靴を脱ぐ必要も、段差も不要なのに。)

この事故のおかげで私はモディカの観光をあきらめ、翌日は救急病院へ。(あまり待たされてお腹が冷えたので宿に戻って、翌日は宿の保険で外科医の往診を受けた。)幸い打撲だけですんだので今に至るも無事である。でも脳内の微量出血がもとで大事に至る場合もあると友人がおどすので、レントゲン、MRIの検査は受けました。2年前には夫が財布とカメラをナポリですられるし、今度は私が転倒。やはり保険には入っていくべきですね。最近はネットで入れる保険もあるそうな。調べてみよう。今年もまたイタリアに行きたくなるに決まっているんだから。

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タオルミナでは毎日台所からエトナ山を見ていたのでホテルのフロントに頼んで、エトナ・トレッキングに行く事にした。だが、これには失望した。行くのはロープウェイの駅までしか行かなかったのだ。麓の溶岩地帯をベンツで走り回ったり溶岩が流れた後、蒸発して出来た洞窟には入ったが。ガイドが持ってくるという昼食もパニーニとは名ばかりの粗末なもの。

せっかくカターニャまで行ったんだから、山頂の噴火口を見てみたかったよね。無念の思いが残る・・・麓を走ってトレッキングだなんて、車で悪路を跳ねながら走るんだからサファリというべきではないかのう?

駅に集合、駅で解散。もっと時間が無いと頂上までは行けませんでしょうが。
駅集合、駅で解散、この
ベンツで行く。
所要5時間
溶岩止めの堰堤の下は埋もれた
民家
溶岩洞窟に入るために、ヘルメット、懐中電灯を貸してくれる。