8月3日 下船後、ペロポネソス半島へ

またまた寝ているうちに舞台は回り続け、生まれて初めてのクルーズも終わりに近づいた。素敵だった船旅も今日で終わり。船がピレウス港へつくと荷物はまとめてホテルへ移送され、人間は用意されたバスに乗り、ペロポネソス半島観光に向かった。

                 
                                                 朝焼けのピレウス港

掃除やウエィター業務などの多くはいわゆる有色人種が担当していた。船では一人で何役もの役を担当させられるので(合唱をする)船の仕事も楽ではなさそうだ。コックさんにしても、ただ料理を作るだけでなく、スイカに彫刻するなど乗客を楽しませようというエンターテナー精神をもっているように思う。短い航海だったけど正装で夕食を楽しむ日もあった。(正装といっても、ギリシア国旗の色を取り入れた服(ストールでもかまわない。)を着ていく約束)

ペロポネソス半島

      

半島の付け根にある運河   ミケーネの円形墓地(出土品は博物館にある)   西洋は古代から石の文化だ

この旅行の後、トロイ戦争に関する本も読んだし、アキレスに扮するブラビの映画も見た。行の飛行機の中では神々の戦争の映画もみた。でもギリシア神話の世界は現代とあまりに関連が薄くて私の興味の対象になりにくい。で、いきおい写真も少ない。当時の暮らしには関心があるがそれは博物館に収蔵されている出土品を眺めた方がよくわかる。(帰りがけにカタログを買いたかったのに売店がしまっていて買えなくて残念)

          

岩山にある遺跡         背後にも山     陵も総石造り    内部は結構広い、天井も高い

この後古代ギリシア劇場にも行ったが、それらが円形劇場の始祖であるにも拘らず、イタリアのあちこちでそれを見ている(ローマ、オスティア・アンティカ、シラクサ、タオルミナ、トルコのエフェソスなどで)私には珍しく感じられなかった。でも、そんなにもあちこちに植民し、劇場を作ったギリシア人はやはり凄い。古代ローマ人たちが彼らを師と仰いだのは当然かも。

夕食はまたもやミストのでる店で食べた。

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船上の最後の夜      乗客の誕生日を祝う乗員  スイカの彫刻