本島が見る見るうちに遠ざかっていく。               小さな島にも必ずある教会。ヴェネツィア人は現実家だが。

メストレ→本島→リド→大運河→メストレ→バスで空港へ

メストレのホテルを出たのがお昼前、それからバスで本島に渡り、リド島をめざした。今日は空港へ状況視察に行かなければならないので忙しい。リド島ではパニーニとカフェでお昼をすませ(なぜか中国人が作っていた。リド島は細長い島で金獅子賞で有名なヴェネツィア映画祭が開かれる島でバスも走っている。のんびりしたリゾート地だけどヴェネツィアの華麗さはない。)メストレのバス停で白いダウン・コートを着た美少女にあった。話しかけてみたらシンガポール人だった。すごくきれいな英語を話す。多分相当上流の家庭の娘なんだろう。でもダウン・コートの季節ではないよね。南方の人はやはり寒がりなのか。


大運河に入ると波というほどの波はない。     グッゲン・ハイム美術館             かつてのトルコ商館

「明日あると思うな、ナニガシの、」という狂歌(?)があるが、今思えば随分見逃した美術館や博物館がある。たっぷり時間があると思うと案外時間を無駄にする。(まるで人生みたいだ。)ヴェネツィア・カードについている入場券は概して言えば第一級の観光対象ではないものが多い。それでも行っておけば良かったと後悔する。

空港へ
空港へはバスで行った。ヴェネツィア空港から帰国するのは初めてだし、パソコン情報によるとアイスランド火山の噴火による空の危機は続いている。エア・フランスも電子メールで帰国便をキャンセルしてきた。ここは実地検分にしかずと思い、空港へ行ってみた。ホテルの人が急行バスの発着所を教えてくれたが、鈍行バスで行く。だってヴェネツィアの本土側をバスで旅する機会なんかそうはないから。

   

春のベネツィアには花が一杯。 空港周辺はは農村地帯だ。  赤字はキャンセル便、全便キャンセルで空港は閑散としていた。

  
   
飛行機がいないわけではないが、自家用機サイズやそれを少しおおきくしたもの。    なんでも大きい国の小さなニンジン

人にもよろうがワタクシ閑散とした飛行場も嫌いではない。しかし、ここまで少ないとしばらくいると退屈する。カフェテリアで夕食をとることにした。ところが現金がほとんどない。で、お店の人に「カードでいい?現金つかいはたしちゃったんで。」と聞くとにやりと笑って「いいよ、そういう人が今多いから。」という。本当はバイキングごときでカードもないもんだけど、使えるときにはカードを使うのが私の主義である。噴火騒動で帰国できないといっても、予定の帰国日は明日だもんね。今日現金を使い果たしたってわけじゃない。TCを両替したくなかっただけ。

空港からは船で本島へ、本島からはバスでホテルへ帰った。私って本当に船好きだもんね。

奇跡的に既定の帰国便に乗れた話






4月20日 まだ動かない飛行機

放れゴマになってしまった若は、今日もヴェネツィア・カードをもって聖地巡礼にでかけた。(ヴェネツィアのヴァポレットの全路線踏破し、ヴェネツィアを主題にした漫画(アクアとアリア)に出てくる全ての島へ行くのだという。
私は少し頭痛がするのでホテルにいたが、ずっと部屋にいるのが耐えがたくなり、でかけることにした。

島と海の写真集

  


   


 


   












たかが蒸気船というなかれ。急行便はこのような波を蹴立てて猛スピードで走る。(これがヴェネツィアの岸を洗い、水没の危機を早めているという見方もある。)                             それにしても凄い数の舟、船、船

ザッカリアから外は島と島の間が離れている。                航路標識の上にとまるかもめ

ヴァポレットの時刻表 寄港数と速度で早さが決まる      サンマルコ寺院の近く、ザッカリア、このあたりが本島の中心