ヴェネツィアではほとんど毎日、観光客向けの演奏会をやっている。
今日はオペラ椿姫だ。
建物は豪華ではないけど入ってみた。

ジューデカ島散歩→地元の人で賑わう店で夕食→オペラ見物→リド島往復

本島の海岸端に出てサルーテ教会の裏の道を歩いていると、ジューデカ島に気になる建物がみえた。「大学かな?」「ホテルかな?」「何かの官庁か?」眼を凝らしてみたけれど何か分からないので、ヴァポレット乗り放題のベネツィア・カードを使って探求にでかけた。

  
 何の看板もでていない不思議な建物
 






                     



椿姫は舞台装置が簡単なの
で比較的上演しやすいオペラ
で、これは椿姫がなくなった
病室の舞台。観光用だから
座席も平土間においた粗末な
ものだが、滞在中feniceでは
何も上演しなかったのでここで
若様初めてのオペラ見学

オペラがはねてから、若様がリド島へ行こうという。就職以来初めての長期休暇を目一杯楽しもうという考えがわからぬでもないので、リド島へお供したが、夜もふけていたのでバスも余りなく、走り回るわけにもいかず、宿へ退散した。日本と異なり、暗いので女性の一人歩きなんかはできない。

ヒルトンの敷地を抜け、海岸通をぶらぶら歩いているとBotteという小さな店があった。(中は結構広かった。)地元の人で賑わっていた。これはひも状のスパゲッティ

この建物の領域には人影がない。近くのレンガ塀には「死の危険」の表示

この大きな建物にはどこにも看板がでていなかった。敷地内をうろついた挙句、玄関をみつけ入ってみてわかったことはここがヒルトンホテルだということ。ホテルが建つ前は大規模な製粉工場があり、大事故でかなりの従業員が死んだということだった。それにしてもヒルトンともあろうものが不審な二人連れを見逃すなんて無用心だよなぁ。通行を想定していないような橋で隔離されてはいるのだが。

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