4月17日 当然ながら晴れ(地中海性気候では雨は冬にふる。
)
午前様だった若様は「調べ物があるので10時までは外出しない。話しかけるな!」とえらい機嫌が悪いので一人でサンマルコ広場まで出かける。
さすがに朝はそれほど人が多くない。 と言っても続々とツァー客が
高潮から観光客を守ための歩道を作るための机 地下に排水管を走らせるための工事用重機
ヴェネツィア名物(?)高潮はいまや春にもおこる。サン・マルコ広場では高潮を防ぐためのというか、早めにかつ自動的に海水を排除するための地下工事が始められていた。このままヴェネツイァを水没させてはならないというイタリア、ヴェネツィア双方の強い意思が感じられるが、地球温暖化などの地球規模の自然条件の変化に対抗できるシステムを構築できるのかという疑問が沸き起こるが、フン族の強襲を避けるために潟の中に松の木を埋め続けて、今に至る広大な海上都市を作り上げ、海上生活になれるに従い、アドリア海から地中海をわが海となし、東方との交易を手に入れ栄えたヴェネツィア共和国の子孫たち。その英知と強い意志で父祖の土地を守りぬくかも知れない。(環境に配慮し、景観を壊さない方法でできるなら反対はしないし、応援したいくらいだ。)
昼食
コックの能力が問われるショーウインドウ↑ 建物の中に設けられた公道
おひる
は散策の道すがら見つけた超狭いバールで食べた。ヴェネツイァは銀座以上に土一升金一升の土地だから15畳位の敷地でも無駄なく店を設ける。それもキッチン、ショーウインドウつきだから恐れ入る。私が見つけたのは食パンを薄く切り海苔巻きみたいに具をまいたロールサンドを各種飾っていた店。それがヴェネツィア名物かどうかはわからないが、「珍しい!美しい!食べてみたい!」という気を起こさせる。客を呼び込むためにショーウインドーが役に立つ。味はまぁまぁだったけれど、新発見(珍発見?)の喜びを味わえるのが個人旅行の醍醐味だと思う。
ヴェネツィアぶらぶら歩き
お買い物は籠に入れて!! リアルト橋は大混雑 ゴンドラもつぎつぎやってくる
ヴェネツィアは物価が高い。約3倍のトイレ代 渡し舟のレガッタ 橋を渡り歩いてローマ広場へ
貴賓席