バレンシアの近くで見た建物。スペインでは地震が少ないので建築基準が甘く、デザイン重視の建物が沢山建てられるそうだ。

ガウディ、ミロやダリ、ピカソを生んだ国だけあって独創性に優れた人が多いのだろうが、何でもありの建て方には恐れ入ってしまう。耐震性なんかゼロという感じの建物が多い。おまけに今住宅バブルだそうで破裂後が怖そう。



バレンシアは復活祭を控え、サン・ホセの火祭りの真っ最中だった。大きな人形が町のあちこちに飾られ、最終日に燃やされるそうだ。見られなくて残念!!











祭りの時だけ作られるブニョールとか何とかというお菓子を揚げている人。素朴な味がした。

バレンシアでは、カテドラルの外観とラ・ロンハという世界遺産をみたが、失礼を省みないで言わせてもらえば
な〜んだ!!という代物。(ついイタリアと比較してしまうためそうなってしまう。)



私には、市場と、市場の前で売られていた経木細工のようなお守りの方が面白かった。

日本の節分のヒイラギみたいに、このお守りも一年間玄関に飾っておくそうだ。






バレンシアからは地中海沿いの道を離れて、クエンカを通りマドリッドへとひた走る。
クエンカは長年月をかけて川が石灰岩大地を彫りぬいた峡谷に面した町である。

この峡谷が天然の要害となり、イスラム教徒とキリスト教徒のこの地を巡る戦いは困難をきわめたそうだが、最後には周囲を封鎖して水攻めにし、兵糧を絶つことによってキリスト教国側が勝利したという。



日々にえぐられていく地面の上の家に住むのはどんな気持ちがするだろう?今は温暖化のせいで川に水が無くなっているけれど。



  2008/3/13 バレンシア見学後、クエンカを経て
          マドリッドへ