ミラノ-2005/05/30 〜 06/03

今回の旅は目的地がブダペシュト、ウイーンとイタリアと分散しているので、イタリアと いっても
ブダペシュトやウィーンに近い、北イタリアしかいけませんでした。

「もうイタリアはいいよ〜!!」と拗ねる夫を無理やりイタリアに連れて行くには、私も彼 の主張を
大幅に取り入れざるをえず、彼の先輩のコスモポリタンの仰せにしたがってジェノヴァ中心に
まわることにしましたが、「連泊じゃなきゃいやだ〜。」というご託宣をとりいれ、ミラノを拠点にし
トリノ、ジェノヴァ、パルマあるいはパヴィアに日帰りをもくろみました。

結論:飛行機に乗り遅れないためにミラノを拠点にしたのですが、これはある意味失敗でし た。
    ジェノヴァを拠点にすべきでした。ミラノには今までなんどか滞在したし、これからも
    チャンスは何度も(?)巡ってくるでしょうから。

ミラノ-今回の印象

1、綺麗になったミラノの町-しかし不景気そう。

 

ミラノ中央駅にかかげられたこの幕、醜悪に立ち向かう連合?
確かに、地下鉄の中も、駅前広場も、duomoの広場も、地下道さえも大変きれいになっていて
びっくりしました。

(授業で習った地方分権の拡大(devolution)のせいか(?)

ファッションの張り出し部屋

この店は中央駅の近くに10年以上前からある。二年ぶりに通りかかると、歩道に張り出し た
部分がビニール・テントからガラス張り+鉄製の柱に変わっていた。どうして
この店が歩道を占有できるのかとても不思議。

鉄道旅行者の私たちはこのあたりに宿をとることが多い。イタリア人は駅に危険な場所とい う
イメージをいだくそうだが、確かにあまりいい雰囲気ではない。

旅行者の姿は少なく、不景気なのか南部からきたと思われる、春をひさがされると思われる
女性たちが以前と違って夕方以降だけではなく、朝から歩道にたむろしているのにびっくり。

(中には映画「アッカットーネ」の一シーンさながらの光景を見てしまいました。新しくそ の道に
 入った女性がヒモに連れられてきて、他のヒモというか影の組織の成員に挨拶してたんです。
 「**さん、私は**です。どうぞ、よろしくね。」ってかんじ。ああ、スフォルツァ城前のレストラン
 でもその種の組織の影をみてしまいました。矢張り不況の影響(?))

ミラノぶらぶら紀行-5/29-6/3 (主として 6/2に撮影したものです

ご存知、duomo前・旅行にいい季節というのに、こんなに人が少ない。
でもこの広場もとても清潔になって驚きました。しかし、この司教座教会は
しょっちゅう修復(?)掃除(?)中ですね。

名誉会長・Picoさんご推薦の運河地区へ行ってみました。珍しく自前の
写真を使っています。他の写真はほとんどSignor Forseのものです。
手前の廃船はバールになっていて入りたかったのですけど、とても暑い日
で西日がきつかったのであきらめてでビルの中のバールでビールを飲みました。

運河が囲まれたこの地域は昔のミラノの面影をのこしているとかで
ミラノっ子の人気スポットだそうです。衣料品、食料品もインターナショナル
イタリア食材を安くうっていたのですが、酷暑でしたから品定めができませんでした。

運河地区の近くの教会。質素だけど頑丈そうで年代ものですね。結婚式に邂逅しました。
イタリアでは市役所に婚姻届を出すだけの式も多いそうですが、教会で挙式した組の方が
離婚が少ないそうです。荘厳でいいなぁ。意外に参列者が少なかったです。
後のパーティには沢山お客が来るのかなぁ(?)花嫁さんの衣装が純白でもなく
肩をあらわにしたものだったのも意外でした。矢張り世の中は変わっていくのですね。

教会の名はセンテウストルジョ、中世ミラノを代表する建築物だそうです。

カエサルの彫像がある教会の前の遺跡
へぇ〜ミラノにもこんなのが残ってるんだ!!

マリア信仰がカトリックの特徴とはいうけど
主祭壇にここまで大きなマリア像があるのは
珍しいと思います。

  

古いフレスコ画も残っています。
聖人のミイラもありました。
金のモザイク画も
古い貴人の棺もありました。

教会の名はサン・ロレンツォ・マッジョーレ
4〜5世紀に建造され、その後何度も改築されたが
 

夜のスフォルツァ城はライティングされて、とても綺麗
ローマにはかなわないけどああ、ミラノ
写真をみていると又いきたくなってしまう。

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