1,三度目の正直:サン・ルイジ・ディ・フランチェージ教会の3連壁画を見る。
これぞ、カラバッジョの真骨頂。ローマへ行った甲斐があったというものだ。
左の壁画:当然本物とは色調が違う
深く、美しい黒、どうすればこの色が出るのか?
歪んでいるが、普通のカメラではこれが限界
中央の壁画:マタイの召命
背景の黒と天使の純白の衣が美しいコントラストを生む。
これを見るだけでもローマへ行く価値がある。
それに意表をつく構成。まさに天才だと思う。
右の壁画
緊張みなぎる画面。これほどの迫力で人間の感情を
描く能力。彼は、レオちゃん、ミケちゃんを超えたのでは
ないか?
2,サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会
ここは結構わかりにくい教会です。周りにはレストラン、トラットリアなどが
沢山建っているけど、7〜8時過ぎないと開店しない店が多い。
モザイクがきれいだ。
こじんまりした教会。殉教したチェチーリアの遺骸を写した彫刻が
おかれている。音楽の聖人でもある。彼女に捧げられた国立の
音楽学校もある。運がよければ演奏会にも行けるかも。
天蓋の下にCeciliaの像がおかれている。
食堂の開店までの時間を、どう過ごすか。近くのテヴェレ川の岸辺へ
出てみた。船だ!!!もう、食事などどうでも良くなった。サンタンジェロ
までの短い航海だったが念願がかなった。ピザは食べ損なったけど。
満々と水をたたえたテヴェレ川、少し臭うし、流れも速い。水は不透明だ。
ローマへいるんだという感慨がひしひしと胸に迫ってくる。
手前の橋の向こうが終点のサンタンジェロ橋(サンタンジェロ城が左に見える。)
美しいローマの夜が訪れた。