2007/04/08 これがイタリア交通事情?

成田発13:00のアリタリアで同日18:30(日本時間04/09午前1:30)ミラノ、マルペンサへ着く。
マルペンサ発21:10 バリ着 22:40
日本人はわれわれ二人だけだった。バリまでの飛行は夜間だったが地上の明かりが良く見えた。

荷物を受け取って、空港ビルを出た。まだ国鉄バリ駅への終バスがあったが、スーツケースを持っているし、深夜に見知らぬ町でホテルを探す危険を思いタクシーに乗る。

空港をでて5分も走らぬうちに渋滞に遭遇。「事故か?」と問うとそうだという。前後の車からは次々に運転手がでてきて、携帯をかけたり、様子を伺いに徘徊しはじめる。
何分たったのだろうか、いい加減いらいらしてきたころ、あろうことか、緊急車両用のレーンを使って逆走する車が出てきた。え〜っ、そんなことしたらパトカーも救急車も通れないじゃないの?

一台が逆走すると、続々と後をおう車が出てきた。状況が変わらないのに焦った私が(メーターがぐんぐん上がるから)「他の道はないの?」と聞くので、運転手もあせったのか逆走組に加わる。緊急レーンは逆走車で渋滞し始めた。(このころ全ての車は逆走し始めたのである。)パトカーがこれないではないか、と思っていたら、到着したパトカーは現場に向かわず、逆走車のために緊急レーンの交通整理を始めた。

空港からのタクシー運転手たちはお互いに無線連絡をとりながら別の道へ突っ込む。所がなんとそのルートも陸橋のふもとで閉鎖されていたのだ。「他の道はないの?}と尋ねるとすごく遠回りになる道しかないので、いったん空港へ戻るという。

空港への戻り道でちらと眺めると先ほどの高速道路も封鎖されていた。え〜っ、日本ならすぐにレッカー車がきて通れるようにするだろうに?????

空港から別の道に入り、バリ中心部が近づいてきたときのことだった。右手から復活祭の正餐をおえた帰りと思われる家族の乗ったマイカーが飛び込んできた。間一髪で難を避ける。イタリア人の運転マナーの悪さには驚かされる。

(以前ローマで私たちのタクシーの開け放した助手席の窓枠につかまって友人である運転手とバカンスの話をしつづけたバイクのお兄ちゃんがいた。雨の日にバイクにぶつかられそうになったこともある。昨年はカターニャで、話に身が入りすぎた運転手がハンドルから手を離して運転をした。おまけに不注意から合流車にぶつけられそうになって急ブレーキをふまれ、軽い鞭打ちを経験させられた。)

たく、これでは命がいくつあっても足りないじゃないか。案外大きな事故は少ないのかも知れないけれども。

そんなこんなでホテルに着いたら現地時間で午前零時を回っていた。

飛行機の中で「カジノ・ロワイアル」を見た。今回は飛行中に軽く仮眠したけれど安定剤を飲んだ後よく眠れた。

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