次の週末にはTomokoが行きたいと言うので、私は3度目だが
Taorminaへ行った。
その頃、急に気温が下がり、風も強くなり、今までの短パン、ゴムぞう
り生活からジャケット生活に。
温度の急激な変化が日本では考えられない程大きい。
せっかくのTaorminaなのに、外へ出る気もなくなり又観光客だ
らけのメインストリートでは
英語やドイツ語ばかり聞こえてくるし・・・
私はテラスでずっと読書をしていた。
泊まったホテルは8年前に来て知り合ったイケメンのStefanoく
んが、もうお父さんに代わって
そして彼の兄の、これまたイケメンのGiorgioくんの経営するピ
ゼリアへも行った。
Tomokoはその後、フィレンツェ、シエナ、ローマと今でも留学を
続けているが
ここのピザが一番美味しかったと、今でも言ってる。
そして翌日、Siracusaへ戻って、ビックリ!!!
私の部屋の窓のよろい扉の羽根が、前夜の強風でバラバラに落ちてい
る!
開いている方のよろい戸のことです。
うっそー!! しばしボーゼンとした後、窓ガラスの厚さを見ると、
とても薄い。
まだ風も強いし、次はガラスが割れたらどうしよう?
いやいや、それよりも弁償させられたらどうしよう?
まず、バラバラになった羽根とネジを拾い集め、ふと隣を見ると、隣の
部屋のは大丈夫。
又、色々な事が頭をグルグルと回り、まずこの状況をオーナーに知らせ
なければ・・・
と、辞書を引き文章を作って、うまく言えるようにメモをした。
"私は昨日からTaorminaへ行っていて帰ったら窓がこんなに
なっていた。
私のせいではない、風のせいです。すぐ修理してもらわないと、ま
だ風も強いので
ガラスが割れるかも・・"
そしてメモを持ってオーナーのホテルへ行くと、Annaritaは、
私がしゃべる前にメモを取って
"わかった、明日修理屋さんが行くから"と。