週末の過ごし方-その1
語学学校
の休みの週末はどう過ごすか・・・・
それにつ
いては、出発前からずいぶん調べておいた。
シチリア
は3回目なので、かなりマニアックな所へ行きたかった。
まず一回
目の土曜日は、バロック様式の街NotoへTomokoと行った。
ちょうど
花びらを、メインストリートに敷き詰めるお祭りの日で、
観光客も
多く、楽しい一日を過ごした。
日曜日の
夜は友達のFeith と Jon Yean のアパートのテラスでの
パーティ
に呼ばれた。
次の週末
はModicaへ、ここでは世界遺産にもなっている街並みや
有名な教
会も見たいし、又シチリアで一番有名なお菓子屋さんへ
Debora
へのお土産を買いに。
(Debora
とは・・8年前、娘、友達と三人でシチリア旅行をした時、Taorminaでの
ニューイ
ヤーパーティで友達になった女の子。
娘とは
ずっと友情が続いていて、学校が終わったら、寄せていただく予定になっていた。)
Modica
へは、先週行ったNotoを経由して、約2時間のバスの旅、
そこで一大事が。
いつも朝
食時コーヒーやジュースを飲み過ぎる私は、その2時間がもたず、
途中の
Notoで下車。
街のバー
ルのトイレを借りてすっとしたものの、
あ〜あ、
どうしよ?
一時間後
に来るバスでModicaへ行っても、お店は昼休みで夕方まで閉まってるし、
こんな街
にタクシーなんてないし・・・このままNotoで時間をつぶして、帰るかあぁぁ
と思って
いたら、一人のおじいさんが
"僕はタ
クシーだよ。"と近づいて来た。
どこから
見ても、白タクなのだけど、ここまで来てModicaをあきらめるのはつらいし、
値段交渉
の末、乗り込んだ。
すると途
中で、"ここが僕の畑だよ、見ていく?"と。
畑という
言葉に弱い私は、"見ていこーかな"と。
おじいさ
んは、レジ袋いっぱいにレモンを詰めて、"持って行け、"と。
これから
Modicaの街を歩く私には、ありがた迷惑なので、
"じゃあ4個だけね"とリュックに入れ、
"さあ、
行こう!!"と私は叫んだが、いっこうにスタートしてくれない。
そのうち
に、"ねえ、アモーレしようよ。"と迫ってくるではないか。
ええ?お
前は何考えてんねん、お前はいくつやねん、私をいくつやと思ってるねん・・
と、色々
な事が頭をグルグル回り、怒らせて、こんな誰もいない所に放り出されても困るし・・・
考えあぐ
ねた末に
"明日の
日曜なら時間があるので、Notoの公園で待ち合わせしようよ"とウソをついて
やっとの
思いでModicaまで到着した。
帰ってか
らSiracusaのNaokoさんに言うと、
"この辺
りのおじいさんは、見た目よりマイナス10歳だと思った方がいいよ"と言われた。
ええ??
じゃあ私とあまり歳は違わないのかあ・・・・