第6回 日光浴、パーティ、野菜つくり・・

5月下旬だというのに陽射しは真夏の様な日々・・・
私は短パ ンに、タンクトップ、ゴム草履姿で、すでに黒くなっていた。
街の人や 学校のスタッフからも、
"まだこ こが白い、もっと日光浴しないと" とか
"海へ行 かないと・・連れてってあげようか?"
などと、 ここでは日光浴が最大の関心事。
 
学校生活 にも慣れた頃、先生、生徒、スタッフのパーティがあった。
それぞれ が、お料理を持ち寄りで。

festa

私は市場 で見かけたピンクのさやの豆のショートパスタを作り、
料理の苦 手なTomokoの為に、サラダも作った。

faggiori rossi

9時から のスタートで、アルコール抜きでエンドレス・・
延々と、 スタッフと先生のおしゃべりが続き、途中で帰った。
 
学校の若 い友達、Feith, Jun Yean, Michealleはアパートの下から
"Yayoi !"とよく声をかけてくれ、下の店でビールを飲もうよ!と誘ってくれた。
そして、 Michealle の彼氏のGai の畑にも誘ってくれた。
イタリア で畑仕事をしたかった私には、最高の経験だった。
レモンの 収穫、野菜の水やり・・・

pozzo

野菜を見 ていると、又お料理のヒントも出てくるし、で、ますます
黒くなっ た。
 
その頃に はすっかり Ortigiaになじんでしまい、毎日食料品を買いに行く店の
家族に は、"すごいねえ、一週間ですごくイタリア語が上手になったよ"
  と言ってもらって大喜び・・・(タイトルの写真の家族)
 
そして、 毎日通る土産物屋のIrene とFiorenzaには
"毎日見 るので、もう家族だよ!!"と言われた。
 
Irene は私に、自分の弟、弟の嫁、妹、妹の旦那、母親を紹介してくれるのは
うれし かったけど、急に皆の顔を覚えられない。
街で、 "Ciao ! "と言ってくれる人が、とっさに何処の誰??状態になる。
又悩み出 すと、みな同じ顔に思えてくる・・・
ある日、これは、Irene の弟だ!!と思って"Ciao !" と声をかけると、
その人は連れに、"あれ誰?"って言ってるのが聞こえた。
あ〜〜ま ちがえた〜〜・・・
 
とまあ、 こんな毎日だったけれども、私にはまだ大きな課題が残っていた。
 
それは、 《料理好きなイタリアのマンマを探す!》
日本に 帰ってから、シチリア料理の教室を始めるという計画を持っていた私は
レストラ ンや小さな食堂で、色々な味を試したり、
市場の魚 屋さんや、八百屋さんに調理法を聞いたりしていた。
学校にも 料理のコースはあったが、私にとっては物足りないし・・
目的のシ チリアの家庭の味を習うには、現地のマンマを見つけなくては・・
 
そこで Siracusa在住のNaokoさんに相談をし、新市街地に住む夫婦を紹介してもらった。
さっそ く、その夫婦に会いに行き、私の希望を伝えた。
いよいよ、第二の目的の料理のレッスンが来週から始まる。

次へ

留学記目次へ

   top page へ