第5回 私を取り巻く・・・・
1、・・・・人々のはなし
学校への
行き帰りや、買い物等、一日に何度となくBRUNOの店の前を通る。
(
第2回のページ参照:近くのレストラン)
というか、通らなければならない。
店には、オーナーのBRUNO、彼の兄、店員の女の子、
そして
Giovanni
という呼び込み専門の
白髪のおっちゃんがいる。
彼等は私を見ると、
"食べていかない?"とか "夜においでよ!"と。
そして、休憩時間なら、"一緒にビールのもうよ"と
言ってくれる。
Giovanniは私の顔を見ると、
"Cioa ! bella
!"
これは日本語では、やあべっぴんさん! という事なのだが、
日本で、ベッピンさん なんて言われたことのない私
は
、ドキドキしたり、なんか
魂胆が
あるのと違うか?とか・・・・
気を遣うわあ・・・
そして、隣の店の女性も私の顔を覚えて、"食べにきて〜"
と
朝な夕なに言われ、お料理も自分でしたいし、
でも行かないと悪いかなあ・・
等・・
目を合わせないように歩いている自分を、日本人的やなあと思いました。
2、・・・・犬たちの話
ここ
Ortigia
に来たのは3度目だが、いつも気になっていたのは、犬のウンチ。
確かにイ
タリア人のマナーが悪いのは確かだが、鎖につながれている犬ばかりでは
ない。
首輪をし
た犬が自由に闊歩してるのを、よく見かける。
だからワ
ンちゃん達は、自由にウンチもするのだ。人も気にしてない。
私はとり
あえず、目を光らせ、ここに新しいウンチがある・・と確認しながら歩い
ていた。
この写真
の犬も、毎日どこかで会う、オープン前のレストランで寝ていたり、
道の真ん
中で寝ていたり、ある日はアパートの私の部屋の前のマットで寝ていた。
アパート
は建物に入るのに、鍵が必要なのにぃ・・・・
"あんた鍵もってるの?"と思わず聞いてしまったが、学校から帰るといなかっ
た。
犬好きな
私の余談・・
2年
前プーリア州のTRANIという町の駅前で、3匹の犬が道の真ん中で