ローマにある宿だけではとても間に合わない。
で、camera di commercio(商業会議所)では民宿(ベッドと朝食を提供できる家)を
2年前から募集を始めた。
イタリア人とその生活を体感できるこの宿は、現在ローマ近辺に約2000用意されている。
アングロサクソン系、スカンジナビア半島の人々と異なり、イタリア人は食事や食習慣の異なる外国人を自家に
有料で迎えることになれていないが
この試みは異なる文化のもとで育った者が互いの文化を理解し、交流を深めるのに役立つものと期待されている。
この作戦は"Bed & breakfast"と呼ばれ、登録には20,000リラを払い、客用の領収書を求め、所定の書類を納める。
フリーダイアルとインターネットで宿の予約が出来ます。
ただ、残念なことに、衛生上の問題から、朝食はpre−packageされたものになるそうです。
料金はダブル、朝食付きで80、000ないし120、000リラ
*ここにもファシズモの残滓
イタリアの宿についた外国人は到着儀式として、名前、国籍、パスポート番号などを書かなければならない。
これはファシストの時代から始まった。
外国人とイタリア人の接触に過敏になっていた当時の政府は、個人の家に
客を招いた場合でも、客が到着次第24時間以内に、地域の警察への届けを義務づけた。
(実際にはほとんど守られなかったとか。このへんが実にイタリア的?)