パレルモの人々

町を歩いていると、向こうから比較的若い男性が夫に向かって「ハーイ!」と言いながら手をあげて
近づいてきた。夫も手をあげて「ハーイ!」と言うと、ハイタッチして通りすぎて行った。
なんか親日家だったみたい。

バスの中では、私たちをみて、「さよなら」と言って笑い転げる中学生くらいの少女達。
どうして日本人と判ったんだろう?ま、夫は眼鏡かけてカメラもってはおりましたが。
彼女らに請われて日本語の挨拶言葉を一通り教える羽目に。

頼まれもしないのに、「Piazza Marinaはここでおりるんだよ。」と教えてくれたバスの中の青年。
同じバス停から乗った人だが、私たちのことを気にかけていた様子で、どこに行きたがっているのか
見当をつけていたみたい。とても親切。

州立美術館で
絵を一通り見た後、銀のお髭をたくわえた紳士が「こちらには貴重な法衣などがあるから是非!!」
と案内してくれる。マフラーを落としたことに気づき「どこか館内で落としたらしい」というと
「私はあなた方が美術館に来たときからずっと見ていたが、入館当時からマフラーはしてなかったよ。」
と。これにはちょいとあきれましたね。日本人は注目の的みたい。心して旅しましょうね。

   

 デモの光景・・ 覆面をしていない。「もっとましな仕事を」と   夕方の魚屋さん。新鮮だが生食させる店はない。
           書いてあった。

 ジョバンニさん
 州立美術館を出るとき、「日本語でジョバンニはどう書くか?」と聞かれた。Il suo nome? と聞くとSiと言う。
 カタカナで書いて上げると喜んでいた。少しは日伊親善になったかな?

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