感謝、感謝の女神様達
ベネちゃんは日本滞在中に何人の人に出会っただろうか。家族としては我が家の他に4家族だけれど、
(そのうちお泊まりをした家は我が家の他には2軒だけ。これって少し少なすぎません?)
お昼または夕食に誘って下さった家は4軒くらいです。私の家だけだと大勢ががわからないので、
色々なご家庭を訪問できたらよかったのにと思うと少し残念。
でも、相当な数の日本人と知り合いになることができたのは凄い収穫だと思います。
(私が知っているだけでも、30人をこえる方々と出会い、アドレスの交換をしています。)
「皆が親切だった。」と喜んでいましたが、それもそのはず、その方達は元来のイタリアファンでしたから。
私も随分彼女のお知り合いの方々に助けられました。私も主婦の身なれば、家庭のことをおいて彼女を
あちこち案内するわけにも行かず、さりとて家の男の子達は女の子には不慣れ、どう接すればいいかわか
らない。
だからホームスティを預かる時には、自分の子供と同性の子、しかも同年代の子を預かる方がいい
らしいです。でも家の場合ソクラでスは大変な焼き餅焼きですから、女性じゃないと「うん」といわなかったでしょ
う。ハンサムな青年を預かったりしたら、彼は心配でおちおち仕事もできなかったに違いない。くくく。
(こう言ったらベネちゃんはハハハハ、ハハハハと笑ってましたが。何で笑ったのか余り深くは考えないことに
しよう!)
ま、私も彼女が来たからと言って日常生活をかえる気もなかったので、余りかまってもあげませんでしたから
彼女が日本で知り合いになった方々が私の代わりに彼女と良くつきあって下さったこと、本当に感謝しており
ます。結局わたしは、友達にしては老けすぎていて、マンマと呼ばれるほど親切でも太っ腹な性格でもない
から餌係、兼、日本の諸事情解説者で終わってしまったような気がします。
彼女もできれば、なるだけなら若い方と一緒に行動したかったのではないかと思います。沢山の親切なお助け
女神さまがたにいくら感謝しても感謝したりないです。
Aさん、両Eさん、親子でおつきあい下さったNさん、日伊協会の友人の皆様、沢山の画学生さん達、日伊協会
のJ子さん、旅先で親切にしてくれた人々。みんなみんなありがとうございました。
閑話休題
どうして女神さまばかりかと言うと、彼女にはragazzoがいまして、早々と宣言しまくったので、男神さま
には恵まれなかったのかも知れません。それにイタリア・ファンの多くは女性ですしね。
彼女に聞くと、イタリアの彼女くらいの女の子にはたいていragazzoがいるそうで、これも国情の違いかなと
思いました。あちらの青年は「これは」と思った子には積極的にアタックするらしいですね。
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ここまで書いてきて気づきました。彼女が日本語学校へ行かなかったのは正解だったかもしれない。
もし、学校へ通っていたら、英米系とか中国系の友人ができ、行動をともにした結果、日本語も上達しなかった
でしょうね。