布教のために日本へ来た宣教師が書き残した文書の中に、当時の日本人は余り頭を洗わないので、髪が臭いとかいて
あるそうです。くだらぬと言えばくだらぬ話ですが、他に記述がないので、このような記述でも今となっては(当時の衛生状態を
しるという点で)貴重な資料です。
これ以降は、私自身が興味をもち、かつ案外知られてないと思われることをかこうと思います。と言っても、ためになる話などは
少しもでてきません。念のため!!ためになる話はよそのサイトで読んで下さいね。(^^;)
○ソバージュ
はじめてベネちゃんにあったとき、(写真で既に知っていたにもかかわらず)彼女の髪に驚かされました。凄いソバージュなんです。
鼻にも耳にもピアス。うーん、私は戦時中の生まれなので、(柳行李にいれられて防空壕の中を出たり、入ったりしたらしい。)
四書五経などは知りませんが、「身体髪膚、これを父母に受く。あえて毀傷せざるは孝のはじめなり」という語を聞いて
育ちましたから、それだけで内心驚いたのですが、「ま、イタリアではこれがありふれたモードなのかも知れぬ。」と思い
あえて質問しなかった。ですが、勇敢なる私の友人のSさんが、「髪は美容院でソバージュにするの?」とききました。
(やったぜ、Sちゃん!(^_^)v虚心坦懐の勝利?)
答えは「ノー」でした。生まれつきソバージュスタイルの髪があるんですね。そして、そういう髪質の髪は、乾いていると
梳ることができない。小さい頃は髪をすかれる度に泣いていたそうです。(そんなに痛い思いをしながらも、ひっかかった髪が
抜けないでビーナスのごとく豊かに残っているのは慶賀の至りです。)
今でも、洗い髪がかわくまでにすかなければ髪が櫛にからまり大変痛いのだそうです。
○浴用石鹸
和式のおふろの入り方は、はじめに説明しました。二番風呂以降だと気持ちわるがるかも知れないと心配しましたが、杞憂
でした。(いつも一番風呂に入ってましたし。)で、最初の頃ジロベェが大騒ぎ。彼女の使う液体石鹸が強烈な香りだったから
です。「お母さん、お風呂がすごくにおうけど、姐御(彼はベネちゃんのことをこう呼ぶ事もあった。)が石鹸とまちがえて
漂白剤を使ってるんじゃないの?」「むむ、間違えないように一番上の棚においたからそんなことはないと思うよ。彼女は漢字読めるし」
と私。
(あんないい香りと、漂白剤のにおいを混同するなんて、どんな育ち方をしたのか、親の顔をみたい。あ、いけない。私が親だった!
PL法−製造物責任法に問われるかも。)
「あれはbody shampooの匂いだよ。漂白剤とはちがうでしょうが。」といいつつも、私の説明が足りず、石鹸を湯船の中で
使ったかと一瞬疑いました。(それほど強い香りがお風呂中にしていたのです。湯船の中からも強烈に。)
でも、その石鹸を使い果たした後、日本製をつかいだした途端、お風呂場の香りはあるか無きかのかそけき香りになり
彼女の潔白が証明されたのでした。(彼女はそんなことが話題になってるとは知らぬ仏ざんしたが。)
重かったはずだよ、スーツケースが。石鹸までいれてきたんだもんね。