一番、おかしかったのは、広島の宿。
某航空会社のビジネスパックで出かけたのですが、(一泊付きで驚きの値段、なんと22,000円なのです。)宿についてびっくり。
たたみ半畳くらいのスペースにバスとトイレがついていて、壁紙はよじれている、上の部分ははげている。
いくらavaraのSignora Forseといえども、ここまでひどいホテルに泊まったのははじめて。(学生時代はともかく)
ご存じですか?京都1〜2泊付きの航空会社のパック便だと結構いいホテルに泊まれます。
そのつもりで出かけたので、一瞬、雨月物語の世界を思い出し(あばらやという意味)。
びっくりを通り越して二人で笑い転げてしまいました。
日本のオノコ。
地下鉄がとある駅のホームに滑り込んだときのこと。少し前までベネちゃんの前に座っていた男性が、私の隣に移ってきた
彼女の前につかつかと近寄ってきたかと思うと、さっと名刺を渡して降りていきました。
何やら走り書きが。
「私はここで欧風の料理屋をやってます。是非お友達と来て下さい。」
にこりともせず、滝壺へ飛び込む寸前のような顔つきでやってきましたから、悪いけど、ほっとするやら、おかしいやら。
鎌倉にいったときのこと。
人力車のお兄さんが「Good morning. My name is Murakami.・・・・・」といいつつ、人力車をひいてついてくる。無視してもいつまでも
ついてくる・・・・・・英会話の練習もいいけど、お仕事のこと忘れてない?
箱根では、酔っぱらったおじさんが、「ハロー、ハロー」とよびかけてくる。「この人はアメリカ人じゃないの。イタリア人なの。」というと
「去年ミラノにいこうという話があったんだけどなぁ・・・」と言い出す。あー、よかった、アメリカとイタリアの区別がつく人で。
かわいそうなベネちゃんは酒臭いおじさん達と写真に収まるはめに。
月曜の箱根はとんでもなく混んでいました。団体旅行のおじさんが「日本中の床屋が箱根にきたのかぁ?」と叫んでいました。
このおじさんはユーモアがあるので赦せる。
白人を見ると、アメリカ人と決めてかかる人が多い。一度だけ「ギリシア人ですか?」と言われたそうですが。
京都で雨に降られたとき、傘をさしかけてくれる人もいたそうですので、ナンパ師ばかりではなく、下心のない親切な人にも沢山出あったらしい。
めでたし、めでたし。