写真家のAさんは、シチリア島の小さな漁村に住んでいる。数年前友人とシチリア島にドライブし、
帰宅するや否やそれまですんでいたB市を引き払ってシチリアに移り住んだ。
シチリアには、それほどの魅力があるようですよ。
シチリアは貧しいというか貧富の差が激しい。けれど純朴な人が多い。
移り住んだ当初は初めての日本人が彼らの眠っていた好奇心をめざめさせ、村中が大騒ぎ。
ついには代表質問する係りまでできた。
シチリア島周辺でも漁獲が減っている。
農業はというと、イタリア自体がECの中で特に優位な地位を占めているわけではない。
(既刊 finestra−#1:酪農家の反乱参照)シチリア島もその点では同じ。
農業に付加価値をつけるには、今流行のアグ
リツーリズモしかないらしいのだが、
その方面のノウ・ハウはないし、何しろ行政が=お役人が能動的でないとか.
利潤をあげるという必要も、経験もない方々の勤労意欲と責任感はどこでも同じらしい。
マフィアがいる村と、そうてない村はその村に入ったとたんにわかるそう。
マフィアがいる村は何だか雰囲気がくらい。
それでも、シチリアはいいところだそうです。(私もいつか行きたいなぁ。2月頃アーモンドの花が咲く頃。)
今度Aさんの写真展が催される時には皆様にも早めにお知らせします。