ウィーン その2
(ウィーンナーワルツな日々)

ドナウ河に面するホテルで
るんるん気分で目をさます

最初にリヒテンシュタイン公国美術館に
行く。ファン・ダイクとルーベンスの肖像画
が二つ並べてある部屋が印象に残った。
ファン・ダイクって随分と優れた画家だったのだ。

(このリヒテンシュタイン公国なるものの
財宝-絵画を含む-の凄さにも驚かされた。
東方の小さな島国の住人には知らぬ
ことが多い。私だけの話でしょうけど。)

アルベルティーナ美術館でルーベンス展
をやっていた。入館前に腹ごしらえ。

アルベルティーナの前のカフェ・モーツアルト
でサンドイッチを注文したらでてきたもの。
卵の下は分厚いビーフステーキ、その下がトーストでした。
(やっぱり胃袋の大きさが違うみたい。)
 

ウィーンの目抜き通りはこのあたり
モーツアルトの実物大の肖像が
あちこちに林立している。
(ウィーン名物チョコレートの看板)

有名なお菓子屋さんのウインドウも
クリスマス用の飾りつけをしていた。
 

これぞ由緒正しいウィンナー・コーヒー

ザッハ・トルテ(チョコレート味)
私は半分しか食べられませんでした。
 
 

今日のお楽しみはここで。
ヴェルディ作曲「ドン・カルロ」
フランス語バージョンでしたが。
ウィーン国立歌劇場-巨大で一種異様
な建物。ランド・マークに最適

天井桟敷からみたオーケストラ・ボックス
団体割引があるかどうか知りませんが
邦貨で5000円でした。前の座席の背もたれに
歌詞が表示されるので(この日は英語で)
ストーリーがよくわかって面白かったです。
モダンな演出だったので、ブーイングと
ブラボーの嵐が交錯しました。

(本場のブーイング初めて聞きました。
本当に「ブーブー」と叫ぶんですね。)

宿に帰り着いたのは夜更けでしたが
明日は飛行機でねるだけ。全然悔いの
ない夜更かしでした。

では又訪れたい町、ウィーンの映像をいま少し。

  
ベルベデーレ宮殿からみた市内中心部
左の尖塔は聖ステファノ教会

  
交通網が発達しているのもウィーンの魅力
トラムの路線には植物に対する配慮が。
 

 
   シェーンブルン宮殿の庭  

  

映画「第3の男」で有名になった
観覧車。想像よりずっと大きい。
今回は忙しくて乗れませんでした。
 

中欧駆け足旅行の総括

○パック旅行の長所

@先ずもって効率的だ。
(美術館・博物館を9箇所も見られた。
しかも日本人ガイド付きで)

A移動の時間中でも色々な知識が
得られる。(添乗員が博識だったので。
事前に勉強する必要がない。)

Bいいホテルに安く泊まれる。
(ヒルトン・ダニューブのベッドは広くて
快適。もって帰りたいくらいだった。)

○言葉

@ドイツ語か英語しか通じない。
ただし、私はフランス語知らない。
(チェコではチェコ語も)

イタリア語もEUの公用語だが
どこのホテルのフロントでも通じ
なかった。

大きな都市の大きな店なら
英語の単語を並べるだけで
買い物もできる。(だから旅行社と
結託した店で日本語がわかる
店員から買う必要はない。選択肢
が狭くなるから。現地の人が買う
ものの方が安いかも知れないし。)

向こうの英語と
日本人の英語は同じレベルだ。
心配無用。

でも道が渋滞した時退屈
まぎれに道の両側の看板をみたが
何の看板か分からず残念。
やっぱり訪問先の国の言葉が分かる
方が楽しいなとつくづく思いました。

○インターネット
ドナウのヒルトンでネットカフェの場所を
聞いたら、こちらへといわれたが、迷いそうな
奥深い場所だった。(30分5ユーロ)
おまけに案内してくれたフロントの
お嬢さん、フリーメールの使い方に
不慣れ。私が教える始末。余り
普及してないのかも。

メール用の@マークの出し方が
分からなくて大分時間を無駄に
しました。キィ・ボードに表示が
なかったので。試行錯誤してる
うちに出ましたが。

○イタリアの影響
オペラとローマ帝国時代の遺跡の
他にあった、あった。これぞイタリア。
やたらと目につくピッザの店。
今風演出のドン・カルロには
ピザの宅配屋が登場

○パック旅行のオプションの食事

旅行者がオプションとして設定する
食事は夜遅い、高い、食べきれない。
旅行社はこれで利益をだすのだろう
けど、これは取らない方が無難。
同じ店でランチを食べればよろしい。
この地の食事は重いから、昼食べる
方が胃にもやさしいし。

○衣装

今回のように晩餐会とかオペラ鑑賞
などというスノブな行事が組まれている
時は服だけでなく靴にも注意しないと
私は服にあわない靴をもっていって汗でした。

○今回のハイライト

たとえ物価が高かろうとウィーンには
また行ってみたい。今回のハイライトは
なんたって美術史美術館とオペラ
でしたから。

○絵葉書またはカタログ

美術館のお土産としての
絵葉書とかカタログは日本で
買うほうがよろしいよ。重いし
パック旅行では選ぶ時間も
ありませんから。

○お土産
そこそこのアクセサリーを
もって行けば、旅先でつまらぬ
ものを買いあさる愚行をさけられる。
(いいものはそれなりの値段だと
思う。)人ごみの中で身につけるのは
危険だけど。
 

では、今年はイタリアにいこう!!!
ルフトハンザでウィーンにストップ
オーヴァーして。

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