1.ロベルト・ベニーニ特集 (uccelino、acquellero
italiano 情報)
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ロベルト・ベニーニ監督、主演の「ライフ・イズ・ビューティフル」が第71回アカデミー主演男優賞、
最優秀外国映画賞、映画音楽賞(ニコラ・ピオヴァーニ)を獲得
これは第62回アカデミー賞、最優秀外国映画賞ニューシネマパラダイス以来10年ぶり。
(1)ベニーニの映画
*小さな悪魔−1988年
*ジョニーの事情
*ライフ・イズ・ビユーティフル
*泣いていられない−1984年
以上は自身の監督。(彼の夫人ニコレッタは夫監督の全ての作品に出演している。)
月の声(ボイス・オブ・ムーン)1990年
フェリーニ監督
ピンクパンサーの息子
ダウン・バイ・ロー
ナイト・オン・ザ・プラネット
以上は俳優として
IL MOSTRO-1994年、IL
CICLONE−1997年はそれぞれ30−40億円の興行成績をおさめた。
(邦題:Mr. Monster ビデオあり)
(2)生い立ちなど。
1952年生まれ、トスカーナ州アレッツオ近くのミゼリコルディア村の最貧層の農家の出身。
16才のとき、自分の喜劇役者としての素質を自覚したという。
70年代にキャバレーの舞台を経てテレビに進出。
1980年サン・レモ音楽祭の司会を担当。
次いで映画に進出。最初は喜劇俳優、性格俳優として世に出る。後に監督としての才能を開花。
悲劇と喜劇を融合できる特異な役者兼監督。チャップリンの再来という評価を受けつつある。
(3)ライフ・イズ・ビユーティフル評(Signora Forse)
アカデミー賞受賞をきっかけとして日本公開が早まり、上映劇場も増えた。新宿、渋谷、銀座など。
(パパ達が泣く珍しい映画。)
とてつもなく悲惨な状況にあっても、愛するもののためなら、限りなく強く、やさしくなれるというメッセージ。
あんな悲劇的な設定の中でも観客を思わず笑わせてしまうシナリオと演技。
私にはグイード(主人公)ほどの勇気も智恵もやさしさもありませんが、(ここが問題か?)
彼のように生きられれば大抵の事は乗り切れるのではないか。
若い観客が多くて、
1時間ならんでも下手すれば立ち見という状況ですが、人生の何たるかを知っている年令層にも見てもらいたい作品