海外旅行で友達を作らない

日本人観光客は訪問国で現地の人とすぐ友達になりたがる。

            例えば京都に旅行する場合あなたは友達を作ろうと期待して行くでしょうか?

            京都で突然見知らぬ人から、お茶をさそわれたり、観光案内をしようと言われたら

            ついていきますか? ついて行くと言われる人は、それはその人の流儀であるから

            そうしてください。通常はそんな場合には用心するのが普通だと思います。
 

ところが海外に出ると、その用心している人も人間性善説に傾き、国際親善に

 励む、崇高な心意気になってしまう。街中で話し掛けられ、すぐ意気投合?して

しまう場合が多い。イタリアであなたに、英語、日本語で話しかけけてくる人間

がいれば、100%危ない。それは99%ではなくて100%です。
 

現地に住んでいるというふれ込みの、日本人もやばい。無目的にぶらぶら

と住着いている人とか、目的意識のない語学学校の学生などが、日本から

観光客をカモしようと待ち構えています。
 

 こちらから話し掛けるのはよいが、街中で突然に全然知らない相手から英語、

日本語など母国語以外で話し掛けられたら、まず何か魂胆があるのでは、

と疑ってみる必要があります。

何年か前にローマで起こったカバキ事件などもう頭の片隅にもないのです。
 

海外旅行といっても身構える必要はなく、国内旅行とおなじように自然体

で振舞えばよいだけのことです。なるべく現地の社会にとけ込むのがよいので

そのためには、日本人観光客特有の行動を取らないことだと思う。
 

1)ブランド物を身に付けない。ブランド店のショッピング袋を持ち歩かない。

ブランドマークの入ったショッピングバッグを3つも4つも持ち歩いて

いることは「私はお金を持っていますから、狙って下さい」と泥棒に撒き餌

をしているようなもの。対策としては日本から無地のショッピングバッグを

持参して入れ替える。高額なものを買ったら、ホテルへ届けてもらう。
 

2)日本人旅行客のスタイルは避ける。リュックを背負って、ジーンズに

スニーカーをはいてすごいスピードで歩く、走る。地元の人間から見れば

なぜそんなにせっかちに急いでいるのだろうと不思議にうつる。
 

3)街中で地図を広げない、「地球の歩き方」を持ち歩かない。

ドオモ広場の前で地図を広げていれば、「ここに鴨がネギをしょっていますよ」

とサインを送っているようなもの。ツアー添乗員がサンマルコ広場でお客の

パスポートを集めているのを恐ろしい光景を目撃したことをあるが、

その後大丈夫だったのかしら。
 

4)両替屋に立ち寄らない ⇒ 銀行に行くこと。

スリから見ればどのくらいの所持金を持っているか、どこに財布をしまうか

確認できる絶好のチャンス。
 

5)スーツケースを押しながら街中を歩かない ⇒ タクシー代をケチるな。

バッグをひったくられても、スーツケースをおいて追っかけられないこと

を敵は計算済み。
 

その他、詐欺師のマニュアルには、日本人女性は夏でもストッキングをはく習性

があるので判別できるとあるらしい。

ホテルの部屋を一歩出れば、注意して行動する必要があります。バッグは

タスキがけで、バッグが前にくるように持つ、手で持つ場合は常に車道と反対側、

列車で網棚に荷物を置く場合、常に目の届くところに、コンパートメントの場合

は向かい側の棚に置くこと、列車の中では居眠りしない、他人に飲み物を勧め

られても断る(睡眠薬を入れられている場合がある)

 ホテルはミラノ、ローマの都会ではなるべく2☆以下には泊まらないこと。

都会の2☆は街娼の御用達であり、ラブホテルに使用されたり、麻薬常習者

が使う場合がある。9割はその手のホテルと考えてよい。
 

 ツアー旅行では2☆は使わないが、一人旅で何度も海外経験のあるベテラン

ほどホテルをケチる。そして事故に遭遇するまでは絶対安全と信じ込んでしまう。

一人旅の事故は誰も助けてくれないから悲惨でダメージが大きい。

イタリアの都会では他の経費を減らしてでも3☆以上がお勧めです。

なお田舎や地方の2☆は安全で問題ないし、2☆しかない地域がイタリアには

いっぱいあります。戻る