王室御用達の食器、アウガルテンの工場へ。立ち入り禁止で
入れず、同一敷地内のウィーン少年合唱団の寄宿舎も
遠くから眺めただけ。
アウガルテン公園には第二次大戦中にナチス
が作った高射砲台が残されている。
右にみえるのはヴァッサールがデザインした
清掃工場の煙突。戦争と平和の対比
が印象的・
*
分離派会館の中は期待に反し、
たいした作品はなかった。
ただし、海外で原水爆をテーマにとりあげ
20世紀の人類の問題として
作品提示していたのはそこだけだった
ので少し感激した。戦争の惨禍を経験している
欧州はアメリカと違うなと。
前回いきそびれた市中の公設市場へ行く。
テント張りではなく耐久性のある構造の店だった。ウィーンの胃袋
といわれているが、種類、量とも豊富。衣服も売っていた。
日本の椎茸もありました。椎茸はいまや世界の三大きのこなんだって!!
確かこれは量り売りのはず。
こんなとき言葉がわからないと不便
英語で確認すればよかった。
市場にあるお店でケバブなるものを食す。
これとビールでお昼。
ボリュームたっぷりありました。
確か、トルコ料理のはず。お店では
ピザも売っていてイタリア人が食べてました。
このカバブおいしかったです。
ウィーンってほんとにインターナショナルな町だこと。
しかし、このヴォリュームのせいで
夕食は西瓜しか食べられなかった。
以後なかなか食欲が回復しなかった。
こんなこと初めて!!
町を散策していたら、その日は運よく
ブラスバンド祭りだった。メイン会場は
華麗なる市庁舎。お金をかけなくても
楽しむ方法を知っているオーストリア人は
えらい!!!
大通りを遮断して陸続と現れる各地の代表 老若男女が参加
これは山岳地方の代表みたいですね。
とにかく地区と参加者の多さに圧倒されました。
日本ではブラバンというと女子供の慰みって感じで
世代、男女をこえてとはいきませんよね。
夜はコンサート・ホールへ
でかけようとすると突然雨が降ってきた。
地元の人の話ではウィーンには雨季がない。
雨はいつも突然降るそうだ。
この気まぐれな自然が芸術家を育てるのか?
絵画・建築・音楽・料理・・・
なんでも貪欲に取り入れているかんじ・・
時代衣装を着て、モーツァルト作品を演奏するコンサート。
指揮者は愛嬌たっぷりの人で、私たちの前列に座っていた
中国系の旅行客が手拍子を取り始めるとすねた真似して
舞台のそでにひっこもうとする。数々のアリアを歌った歌手は
ヴォリュームのある美声で、それを聞いたとたん、もっと早めに
決断していればオペラ座の切符を入手できたのに、と後悔した。