イタリアでも国民、外国人を問わず、IDカードの携帯を義務付けられる。
イタリア国内のホテルは外国旅行者はパスポート、その他は必ずIDカードの
もらわなくてはならない。その時、自分が何者か証明できないと、パスポートは
再発行されない。私は何県の何市に住んでいる何がしだと100%日本人顔で
完ぺきな日本語で主張しても、それだけで本人とは認めてくれない。当地に
住んでいる、在留届けを出している同胞人に保証人になってもらうか、
いなければ本国照会して結果が届くまで日本人と認定してくれない。
本国照会はまず日本にいる自宅に連絡がいく、もしその時家族が旅行で不在で
あればお手上げだ、勤務先に照会される場合もあるがとにかくその確認が
取れない限り、その地に滞在しなければならない。日本人旅行客はお金、
航空券、パスポートを大体、いっしょにポシェットとかウエストポーチに入れて
持ち歩いているから、一度に全部やられてしまう。
お金の送金手配、航空券の再発行など、盗難にあった本人はその手続きに
くたくたになってしまう。土曜、日曜がかかるとその分遅くなる。
まあ取られた時はしかたがないが、少しでもスムースな手続きをするためにも
パスポートのコピー、(旅券番号は暗記しておく)航空券のコピー、お金は
分散所持することぐらいの対策は取っておくべきです。(22/Sep/2000)